イルカプールの透明度と水質について
イルカの飼育水に関して、お客様から「イルカプールの水の色が以前よりも緑色になっていますが、泳いでも大丈夫なのですか?」
とのご質問を受けております。イルカプールの色は、もともとは無色透明だったのですが、8月に入ってから水の色が薄緑色になっています。
ノアドルフィンドームのイルカプールは、地下60mから汲み上げた井戸水に人工海水塩を添加して作られた人工海水を使用しています。プールの水は24時間大型濾過槽で不純物を取り除き、オゾンや塩素処理等をして汚れを除去する仕組みとなっています。
現在のプール水の緑色については、ため池などで見られる珪藻などの植物プランクトンが原因ではありません。原水となる井戸水の特徴として、鉄分を多く含むことがわかっています。ノアドルフィンドームでは、連日の猛暑でプール水温が上昇する対策として、 低温の井戸水を普段より多く注水しています。プール水中の鉄分は極めて低い濃度ですが、水が緑に見えるのは、井戸水に含まれる鉄イオンが原因であると考えられています。
気になる水質については堺市保健所の指導の下で原水となる井戸水もイルカプールの水も水質検査を行っており、有害な物質は検出されていません。
ヒトもイルカも泳いで健康上の問題はありませんのでどうかご安心ください。適時イルカの飼育環境に関しては調整等を行なっております。
お客様には、ご心配をおかけしてしまい大変申し訳ありません。